#4 私たちが引っ越してきた理由

 記事:福井尚子・高志

 

こんにちは。前回はリノベーションした我が家をご紹介しましたが、今回はそもそもなぜ二宮団地に引っ越してきたのか、そのきっかけと決断の理由についてお話したいと思います。

 

まず私たちが二宮団地を初めて知ったのは、私(尚子)が編集・ライターとして関わるウェブマガジン「greenz.jp」で2017年9月に公開された記事「これからの時代は、夢の一軒家購入から“生涯賃貸”へ。なぜか若い人が続々集まっている湘南の端っこ・二宮町で“団地の新しい暮らし方”の実験が進行中。」でした。

 

当時は東京・中野に住んでいたのですが、便利ではあるものの、隣の部屋に住んでいる人ともほとんど顔を合わせることもなく、地域に知り合いもいない暮らしに何となくさみしさを感じていたんですよね。そんな私たちが記事で二宮団地の暮らしぶりを知って感じたのは、ここには何か面白そうなことがある!ということ。

 

コミュニティがあること、まだ人が集まり始めたばかりでこれから面白くなりそうな場所であること、やってみたかったDIYに挑戦できそうなこと、そんなあたりが最初に気になったポイントだったように思います。

 

 

それから何度か二宮へ足を運び、団地を管理する公社(神奈川県住宅供給公社)の方に、団地だけでなく二宮のお店や自然あふれるスポットを案内していただきました。二宮駅前で開催される「たびするくま」や小田原の「カミイチ」などマルシェイベント、それから団地で月に一度開催されるお食事会議にも参加させてもらって、二宮の人のあたたかさに触れ、だんだん地域に顔見知りもできてきました。

 

二宮で大人気のパン屋さん、ブーランジェリーヤマシタにも連れて行ってもらいました。    

 

ただそれから迷いに迷い、実際に団地への入居を決めたのは12月頃だったでしょうか。

 

迷った理由は大きく2つあるのですが、1つ目は東京までの距離。

東海道線で東京駅までは1本ですが、乗車時間は約1時間15分。さらに団地から駅までは徒歩だと40分ほどかかるので、バスか車で15分程度の移動になります。こう書くとたいしたことないような気もしますが、実際バスや電車を待つ時間を考えると、東京に行くには2時間前に家を出ないとならないんですよね。

 

とはいえ、私たちは二人ともほとんど家で仕事ができる働き方をしているので、週に1,2度東京に打ち合わせに行くぐらいなら無理がないかもしれないと思いました。さらに実際こういう働き方をしている今だからこそ、試せる暮らしでもあります。

 

迷った理由その2はDIY初心者であること。せっかく住むならDIYに挑戦してみたい!と最初からフルリノベーションに興味があったのですが、やってみたい気持ちだけでほとんど工具にも触ったことがない素人でした。なので、二人ではいつまでも完成せずに、部屋を借りたものの結局住むことができないのでは?というおそれがあったのです。

 

そんな私たちの不安が解消されたのは、公社の方たちが、ワークショップ形式で部屋をつくることを提案してくださったから!しかも先生は、私たちがこんな部屋に住みたいな〜と憧れていたチョウハシさんです。素人二人では無理そうでも、先生がいて、たくさんの人にサポートをいただけたら完成できそうな気がする!そんな提案が背中を押してくれて、はるばる東京の西側から、まだ3ヶ月前に知ったばかりの土地・二宮へ移住を決めました。

 

吾妻山公園から臨む富士山。1月には菜の花が満開です。    

 

この記事が二宮への移住を迷っている方、DIYに興味がある方などの少しでも参考になれば幸いです。

今後はそうして始まったワークショップの模様もお伝えできたらと思っています。